今回は、この課題解消に最も取り組んできた新開昌彦議員とともに、
「青パト支援」の軌跡を紹介します。
新開議員が、青パト支援に取り組み始めたきっかけは何だったのですか?
平成19年4月、福岡市早良区の原西校区
「視まわり隊」の代表をされていた、金子滋さんとの出会いでした。
金子さんから青パトの取り組みと効果、大変さを聞き、ぜひ応援したいと思いました。
そして、金子さんから、次の宿題を頂いたんです。
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【金子さんからの宿題】
◆手続き上の課題◆
@小・中学校や公民館で青パトの車庫登録ができるようにして欲しい。
A平日17時までに警察署に行かないと受けられないパトロール実施者講習を、
土日に公民館等で受けられるようにして欲しい。
B手続きに必要な申請書類を県警ホームページからダウンロードできるようにして欲しい。
C毎月の道路使用許可申請、3ヶ月毎の設備外積載申請を年1回にできないか。
◆金銭的な課題◆
D車両の塗装や点検費用などの助成ができないか。
E自動車税の減免ができないか。
F任意保険の掛け金が安くなるような仕組みができないか。
◆その他◆
G交番の警察官と情報交換などを定期的に行いたい。 |
金子さんとの出会いから3ヶ月後の平成19年7月、新開議員はさっそく議会(6月定例会)で質問をし、一気に5つの課題を解消します。
宿題@→県内市町村の小・中学校、公民館での車庫登録ができるようになる。
宿題A→パトロール実施者講習が、要請により、
土日でも公民館まで警察が出向いて行えるようになる。
宿題B→県警察のHPで道路使用許可申請書と設備外積載申請書の
ダウンロードができるようになる。
宿題D→「県安心・安全まちづくり団体事業補助金制度」で、
車両を準備する際に上限10万円を助成。
宿題G→HP「あんあんネットふくおか」を開設し、情報交換ができるようになる。
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更に平成21年3月、一般質問(2月定例会)での要望を経て、
年に1度の申請でよくなりました(宿題C)。
続いて平成21年12月の一般質問(12月定例会)では知事から前向きな答弁を引き出し、
平成22年4月から青パトで使用する普通自動車の県税を免除が決定(宿題F)。
新開:この同時期、福岡市でも青パトについて次の2つの支援が実現しました。
・毎回の車検時に車検代費用として10万円までの助成。
・軽自動車の税金を免除。
これは公明党福岡市議会議員と連携を取りながら進めた結果です。
残る最後の課題であった任意保険についても、
平成23年12月の一般質問(12月定例会)から、
県としても具体的な模索が始まり、平成25年7月1日に、
全国初となる「青パト自動車保険」の設立
という形で実現したのです(宿題F)。
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6年かけて、金子さんの宿題を全て解決したわけですね。
新開:「青パト保険」は、全国で初めてつくる保険商品なので、
時間がかかりました。
特に難しく、時間がかかったのは、以下の2点でした。
・「青パト保険」をつくることに関心を示す保険会社を探すこと。
・青パトは自治体ごとに独立して運営されている為、
県防犯協会を青パト全体の事務的な受け皿とする必要が
あったが、その為には定款を変更する必要があったこと。
それでも実現に迎えたのは、私の質問に対して全面的に賛同を頂いた、知事、警察本部長の答弁があったからです。
今後も、地域の安全・安心のために頑張ります!
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